マーケティングの弟子からメールがきた

コンサルティングの会社を経営しています。会社と言ってもフリーランスですが。

 

弊所のマーケティングは、コンテンツマーケティング、インバウンドマーケティングバイラルマーケティングをメインに開発した『アフォガートマーケティング』です。アフォガートとはイタリア語で、意味は溺れるです。

 

ブログやSNSで徹底的に情報をだします。例えば私は中級者のためのサーフィン上達ブログを書いていますが、そこではこれでもかというくらい、もういいです、情報の渦に溺れそうですというほどだします。

 

その情報は深ければ深いほどいいです。ちょっとかじったくらい、少し調べたらでてくるような情報ではだめです。あなたの内面と外面をとことん掘ります。深掘りするのは面倒なので、ほとんどの人はやりません。現代人は忙しいし、考えることを避けていますからね。

 

それをあなたがやればいいのです。そして継続して、まあとりあえずブログでいいので発信しまくってください。やることはシンプルです。あなたの得意分野や好きなことを徹底的に掘り下げ他者の追従をゆるさないくらい書き続けるだけです。

 

弟子から「みさおさんのマーケティング教えてください」と言われた時にこう説明しました。シンプルだからとりあえずブログ書けと。

 

ただし、ただしとその時に付け加えました。このマーケティングには欠点が2つある。ひとつはものすごく労力がかかること、もうひとつは、結果がでるまでに時間がかかるかもしくは結果がでないこと。この2つを受け入れられないのならやらないほうが絶対にいいと言いました。

 

彼は、とりあえずやってみますと言ってはじめました。文字通り最初は全然でアクセスもまったくありませんでした。それでも彼は信じてそれをやりつづけました。自分でブログの講座にも参加してそれを続けました。

 

するとなんということでしょう。

 

ブログで売るとも買ってとも全然書かないにも関わらず商品がまったく知らない人から売れたというのです。3年ほどだったのかなあ、ここまで続ける人は10人に1人もいません。たいがいまったく結果がでないから、アクセスが伸びないから辞めてしまいます。

f:id:KawamuraMisao:20180111104142p:plain

それが普通ですよ、続けたって結果がでるかどうかわからないからね。でもね、やったらわかるけど、まったく結果がでなくても3年間ブログの記事を書き続けるっってものすごい価値です。スキルが恐ろしくあがります。書くって作業は思っている以上に大変で脳とか思い切りつきます。

 

わかりやすい文章を書くために構成力と編集力がつきます。浅いのは駄目ですよ、深掘りしないとそのスキルはつかない。村上春樹もものすごい深いところにしか書きたいことはない、どれくらい掘れるかだと言っています

 

同じく作家の森博嗣は、結果でなく過程が大事だと、死に例えて言ってます。ゴールが死だとすれば死に意味があるか、死ぬまでの生き様が大切なんだと。

 

そう考えると、3年後にまったく商品が売れなくても書いてきた経験が財産になるわけです。これはわたしも思います。でもやってみないとわからないでしょうね、弟子は今痛感していると思います。だから師匠ありがとうとメールをよこしたのです。

 

もしあなたが、今の仕事に満足できず将来起業したいなあとおもうなら、とりあえずブログでも書いたらと思います。副業が禁止であろうが、何も売らないのだから、ブログを書くだけなら業務違反にはならないでしょう。

 

実際私はサラリーマンの時代に、中級者にサーフィンを上達してもらいたいという思いだけでブログを書いていました。当然何かを売ったりする予定はありませんでした。ところがフタをあけてみたら、そこから色々なものが売れています。講義であったり講演であったり、個別レッスンであったりコンサルであったり。

 

そこから派生して、最近ではマーケティングのコンサルの仕事が増えてきました。アフォガートマーケティングをぜひやりたいから教えてくれと。大変やから費用対効果は悪いからお薦めしませんがと言いながらやるべきことを伝えています。

 

売れへんねん、ラインがええかなあインスタかなあってゆーてんとブログ書いてお客様をお客様候補を溺れさせればいい。そうすると商品なんて勝手に売れてくるから。ただし時間はかかるからね。それでもよければ是非。