カズオ・イシグロさんが小説を書く意義について語ってた
ノーベル文学賞のカズオ・イシグロさんが番組で語っていて大いに共感したことがある。なるほどと腑に落ちた。
「事実を伝えるのがノンフィクションやドキュメンタリーで、小説が伝えているのは真実だ」
と聴講者の「小説って何?」という質問にそう答えた。
自分が共感して欲しい、共有したいという考えや思いを比喩という形にして小説で伝える、小説を読むのは書き手の思いを共有し、共感したいからなんだと言ってた。
なるほどと思った。私は本が好きでノンフィクションもフィクションも読む。どちらかと言うと物語より真実が実用書が好きでそちらのほうを読むことが多いのだが、たまに、いや定期的に小説を読みたくなる。なんでだろうと思ってたのだが合点がいった。
ブログやメルマガや記事を1日に8000文字ほど書いて世に放っているのだが、明確に何故そうしているのかがいまいちわからなかったのだがこれでわかった。
思いを共有したいのだ。
これで安心して書き続けられる。こういうことってあるよねってことだ。引き続き書いていくことにする。